2月4日オープンした「ギャラリーあしやシューレ」で開催された
ギャラリーオープニング特別企画「大坂一成展」に行ってきました。
大坂一成さんとオーナーの出会いは、奈良で開催された大坂一成展。
おふたりからそう聞かされて、出会いの大切さを改めて思いました。
・素敵な彫刻ばかり
大坂一成さんと話をしていると美ら海のような透明感を感じます。
重みのある言葉を熱くなく坦々と語られる中にそれを感じるのです。
自然の造形を損なわず、自分の想いを形に込める技法
優しさ中に力強さを感じるのは、反骨精神の現れかも知れません。
・「Talking about "be"」(あしやシューレHP)
大坂一成さんは、童話の挿絵や絵本の絵を描いてくれる画家
直ちゃんの同級生、ノグの旦那様です。
彫刻家と画家のご夫婦、絵本の打ち合わせでお宅を訪問したとき
普通の人でない芸術家同志の会話を聞くのも楽しみのひとつです。
・ギャラリー搬入中(あしやシューレHP)
大坂一成さんの言葉です。
「ずいぶん昔になるが、「かもめのジョナサン」と言う本が話題に
なり映画にもなりました。
群れから離れ、大空をさすらう1羽のかもめの物語です。
ジョナサンがどんな形でもいい、自分の意志の通りに自由に空を
飛んでみたいと自らの飛行の限界に挑戦する映像が、映画の挿入
曲「be」とともに展開されていたのを記憶します。
私たちは、普段から見えない形の中に閉じ込められています。
自らが築いた限られた存在の中に閉じ込もり、日常の生活に不安
を抱きながら暮らしているのです。
そして経済が全てに優先されてきた社会が、突如それは違うと気
づきはじめました。
人間の生存、存続について考える時、空々漠々の世界に生きるこ
とへの執着がみえてきます。
ジョナサンのように自分と向き合い続ける勇気、学ぶことを恐れ
ない勇気を持ちながら、自分の閉ざされた扉を開きませんか。
「be」(~になる)この単語の意味をもう一度問い直して、
何かに抵抗し生きることを実感したいのです。」
・作品「いたずらっこ」(あしやシューレHP)
ギャラリーあしやシューレアドレス
http://ashiyaschule.com/index.htm